■TEXT■ | ||||||||||
|
||||||||||
住まいとコストとの関係がいつ発生するか分けてみました。 住まいづくりの費用はその発生する時期により様々に変化をします。 1.建てる前 2.建てる時、又は、建てた直後 3.建てた後(メンテナンス費用) |
||||||||||
■メンテナンスに関して 建物は経年変化により手を入れる必要が必ず発生します。 商業施設や事務所等では事前にメンテナンス計画を立てて、その資金を確保していますが、 住宅ではなかなかそうは行かないものです。 特に日本の場合は、「住宅はお金を生み出す建物ではない」と言う考えがあり、なかなか修理やメンテナンスに お金をかけることをためらってきた現実があります。その結果建物の寿命を縮める結果になっていました。 LCC(ライフサイクルコスト)によりますと「建てた後の費用」は「建てる時の費用」の倍以上になると 言われています。「5年〜10年サイクル」の部分的修理や模様替え、「25年〜30年サイクル」の大改装等 こまめなメンテナンスが建物の寿命をのばし、またそのことが中古住宅の価値を上げることになるのです。 ホームメンテナンスの費用は必ず発生するのですから、日頃から準備をしておくことが大事です。 費用内容がよく分からない場合は設計者や施工業者に聞いて早いうちから積み立てることがよいと思います。 |
||||||||||
■コストのかけ方・かかり方に関して ■早い時期に自分にあった建築家・設計者をみつけること。 ■土地の選択の時から建築家・設計者と話し合うこと。 ■コストをかけるポイントを自分なりに考えておくこと。 ■建築家・設計者と十分に話し合い、基本設計には時間をかけること。 ■建設会社は出来るだけ地元を選ぶようにして、現場管理者に会ってから決定すること。 ■分離発注(それぞれの業種ごとに別々に契約し発注するもの)の方法も考慮する。 ■客寄せ表示の坪単価や企画された物の坪単価はまったく意味がないので無視する。 ■建設会社の見積書は、細かく自分でチェックし、不明な点を残さないこと。設計者のチェックと照らし合わせる ■工事期間中は出来る限り現場を見に行くこと。 ■工事期間中の変更はその都度金額を確認すること。(見積書又は口答で)、また工期への影響を確認すること。 ■完成した建物の責任は三者(建主・設計者・施工業者)に等分にあると考えること。 ■入居後からメンテナンスの費用を準備をしておくこと。 ■■コストの大きな内訳は、人件費(ソフトを含んだもの)と材料費に分けられます。 ■■その材料費の内訳も人件費と素材の集まりなのです。と、なると ■■全てこの人件費となるコストをいかに上手に、いかに効率良く使うかが最大のポイントになるのです。 ■■建築のコストパフォーマンスとは、車や電化製品などの工業製品と違い、パソコンで言うスペックだけでの単純比較が ■■なかなか出来ないものです。それぞれの建物でそれぞれの住まい演出があるように、受け止め方や対応方法は ■■住まう人の個人、個人により様々に変わります。・・・・・・・。 ■■この様な様々な発想の無限さが建築の面白さにつながっているのだと思います。 ■■最近のTVや雑誌の影響(是か非か) ■■多くの様々な設計者にデザインを提案をしてもらう方 ■■インターネット上のコンペティション(設計競技)などを利用される方 ■■この様に設計事務所の選択の巾が広がるのはとても良いことだと思いますが、本当にいい提案や完璧な仕事を ■■望まれるのであれば、八方美人的なことはせずに担当設計者を絞って、多くの時間をかけて、いろいろな側面から ■■理解を深めていくことが、設計する上で建て主にとっては大切なことだと思います。 ■■一般の人たちが、様々な設計士、建築家と会って話を聞くことは、とてもよいことだと思いますので、 ■■どんどんご相談下さい。 ■■住宅における設計事務所の選択肢の最大ポイントは、第一に信頼出来る人柄(代表者又は担当者)、 ■■第二に過去の実績(経験が基の知識なのです)が最大のポイントであり、基本であり、間違いのない ■■安全な考え方ですので、様々な設計士や建築家のお話を聞いた上で、貴方に合った設計者選びの ■■参考になさって下さい。 |
||||||||||
|
||||||||||