■施工業者に単独発注■ |
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手抜き工事や欠陥工事は基本的にどうして起きるのか。 その原因は設計か、施工かのどちらかです。 両方が原因ということはまずあり得ません。 施工を細部にわたり監理出来れば起こることはないのです。 |
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1.地域の工務店・建設会社 による工事 (口コミや地域の広告、折込チラシ及びインターネットなど) 《地域の信頼できる工務店や建設会社に依頼・発注する方法です》 社内に設計部門を持ち合わせていない業者がほとんどですので、設計などは当然下請けの設計事務所などに 外注依頼することになります。 (一般的に工務店の親方や営業マンが施工し易いように間取りなどのプランを決めてしまうのが現状です) 下請けの設計事務所は、工事が始まっても業者寄りで、しっかりと良い工事監理をしてくれるとはかぎりません。 基本的に下請け状態の設計事務所では設計監理は存在しません。 確認申請だけとって工事監理をしない、名義貸し行為にも注意が必要です。(図面を写し書くだけの作業もあるのです) もちろん、設計監理部門がしっかりしていて、デザインを売りにしている建設会社もあります。 できれば、最新の技術や、工法、法律に精通した第三者(建築家)を間に入れて、仕様のチェックや 工事監理をしてもらえばトラブルは少なくなるでしょう。 |
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2.ハウスメーカー による規格商品を買う (主に住宅展示場や立派なカタログ、テレビや新聞広告及び折込チラシなど) 《テレビ広告や展示場で有名な、ハウスメーカーに依頼する方法です》 住宅専門メーカーですから、耐久性、耐震性、省エネなどをよく研究していますし、 規格仕様、資材の大量購入により、すべて標準仕様を選べばそれなりに安く建てられます。 分かり易く言い換えるならば「半建売住宅」と思えば良いのです。 ただし、少しでも標準仕様以外のものを選択すると割高のオプション料金をとられ、最終的には、思っていたよりも 高くなってしまう事が多々あるので注意が必要です。 一般的には基本構成以外の変更は受け付けてはくれません。(「半建売住宅」なのですから) 仮に、お客様が無理矢理押し切って変更させると、単純に「100万円アップ」・「200万円アップ」となり、パンフレットの 「坪36万円から」が、あっという間に「坪60万円」以上になってしまうことが多々あるのでこれも注意が必要です。 同様に「メーカー規格仕様」なので基本的に変更は受け付けてはくれませんので、 後でリフォームをすると良いでしょう。(基本的に「半建売住宅」なのですから) ハウスメーカーの見積の中には、テレビの宣伝費や新聞の莫大な広告料や、展示場のモデルハウスの建設費や 維持費などが入っているので、当然それらの莫大な経費を負担することになるのです。 (この金額もブランドを持つための見栄と安心感にかかる保証料と思えば安いのかもしれません) ハウスメーカーの営業マンは皆さん非常に怖い契約ノルマに追われているので、契約したとたんに来なくなってしまう ことなどは仕方がないのです。(それっきり、これっきりが基本なのです・・・・一般に。) 現場管理に関しても、ひとりで多くの現場を任されている現場監督が、どれ程その現場を把握しているのかも 疑問のひとつです。 やはりハウスメーカーほど、クレームが多いと言う情報やうわさも納得できます。(一概には言えませんが) それでも、私は「ハウスメーカーがいいんだ」という方には別に反対などするつもりは全くありません。 最後に、ただのお節介な話としまして、第三者(建築家)を立てて、建物が仕様書どおりに施工されているかなどを 判断してもらったほうがよいと思います。(少々予算がかかります) (ハウスメーカーの担当設計者や現場管理者(本当に建築経験のある者)が実際に常駐管理をしてくれるのならば ハウスメーカーは非常に良い施工会社といえるでしょう) |
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3.建売業者 による完成住宅を買う 《建物と土地をセット購入する》 (不動産情報や地域の折込み広告、新聞広告など) 《地域の建売業者によりすでに建てられた住宅を買う方法です》 一戸建て住宅(土地付)を安く早く手に入れたいのならば、すでに建てられた住宅を買うという方法があります。 間取りの構成などは基本的に、3LDKとか4LDKなどの一般的に、万民受けするように作られています。 当然、工事内容や、使用材料(構造材&その他)を分からないまま、完成した建物(物件)を買うわけですから、 当然大きなリスクを伴なうことは避けられません。 余談ですが、ある知人から、地元の建設業者が工事中の建売住宅を契約するので、一度その現場を診て欲しいと 頼まれました。知人が言うには「その土地が欲しいのだ」、「施工業者は皆同じだろう」でした。 現場に確認に行ったところ、近所の方から「いまの建築業者はみんなこんな工事をしているのか」と聞かれるほど ひどいモノでした。建築に詳しくない一般の方が見ても分かるほどの見事な手抜き工事でした。 私はこれほどまでに堂々と手を抜く工事を見たことはありません。あれは住宅ではなく小屋ですね。 仕事ですので依頼主の知人には見た通りのまま報告をしました。 この業者の下請けの方と少々お話をしたのですが、「建売なんだから・・・・。」とやはり思った通りの答えが返ってきました。 どんなに地域で有名だろうが、なかろうが 、ちゃんとした設計者や監理者がいないと本当に建物が可哀想です。 数ヶ月後自社販売をやめ結果として、他の不動産業者に販売の全権を譲渡したようですが、 さすがの不動産業者も驚くほどの物だとあきれていたと聞きました。 でも、やはり最後は不動産業者です。最終的に営業手腕を持って全てを完売したようです。(これで良いのだろうか?) (完成後1年以上経過すると新築ではなくなり中古扱いになるのです) 私ならば逆にお金をもらっても欲しくはありません。 悲しきかな建売住宅の場合、「良い建物を提供する」という事は基本的にほとんどあり得ません。 売り手市場的な業者本意の施工(手抜き)になり、利益のみが最優先された建物になっているのが現状なのです。 ・・・・非常になげかわしいと思います。 どうしても購入する場合には、建築に精通した第三者(建築家)に建物のチェックをしてもらう事をおすすめします。 |
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